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音の工房

作曲に挫折してしまう5つの理由

(2)理想を今すぐ実現したい

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「作曲をしたい!」と思うきっかけのほとんどは
何かしらの曲に感動して自分も作りたくなった
というケースだと思います。

もちろん私も音楽を始めたきっかけは、
とあるアーティストのアルバムに感動したという経験です。
あの衝撃は今でも覚えています。

そしてそのアーティストのような曲を作りたいと思い、
作曲の勉強をしたり、作曲関連の本を読んだり、
MTR(多重録音機)や作曲ソフトを買ったりしました。

曲を作ろうとはしたものの、どうもそのアーティストっぽさは無いし、
クオリティ(曲の品質)も全然そのアーティストには及ばず、
いつまで経っても曲として完成する事はありませんでした(^^;

でもその時、気付いたんです。

最初からそのアーティストと対等なレベルを
目指していたんじゃないか、
って。

そのアーティストは作曲で世に認められた、いわばプロですし、
まだ2.3曲しか作った事のない自分がプロと同じぐらいの
クオリティで曲を作れたら、誰でもプロになれちゃいますよね(^^;

「100%完璧にカッコイイ曲を作るにはどうしたらいいだろう?」
と考えてしまうのではなくて、
「今はまだ理想の30%ぐらいだけど今作れる曲ってなんだろう?」
と考えたほうが曲をバンバン作れますし、
何曲も何曲も作ったほうが腕は上達します。

大事なことは理想を今すぐ実現しようとする事じゃないです。
今の自分にできる最大限の事をする】という事なんです。

これは決して理想を諦めろと言ってるわけではありません。

どんなF1レーサーでも、最初は教習所で普通車の練習をしますよね。
いきなりF1カーで練習する人なんてどこにも居ないというのと同じです。

理想の自分を無理矢理いま実現しようとするのではなく、
将来、理想を実現させる為に今の自分で出来ることをやりましょう!

そうすれば、目指してたつもりの理想が、
実はもう手の中にあったなんて事もあるかもしれません(^^)

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