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作曲に挫折してしまう5つの理由(1)理論や専門用語が難しい
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作曲を始めようとする方に多い考えの一つとして、
「最初は難しい音楽理論を覚えなきゃダメ」という先入観があります。
もちろん音楽理論を勉強するに越した事はないですが、
結論から言ってしまうと【最初のうちは理論は勉強しない方がいいです】。
何故かと言うと、
書店に売られている音楽理論の入門書などは
一部を除いて、ほとんどが一般の人にとっては難しすぎるんです。
私も最初はそうでした。
専門用語ばかり押し付けられてしまうと、
どんなに興味のある事でも拒否反応を起こしてしまいます(^^;
例えるなら、インターネットを初めてやろうとしてる人に、
パソコン内部の機械構造や仕組みばかり教えているような感じです。
実際にマウスを動かしてインターネットをやってみるほうが
遥かに楽しく、やり方も覚えられますよね(^^)
こう言ってしまうと、
「理論無しで作曲なんてできるわけないじゃないか」
と偉い人に怒られてしまいそうですが、
もう一度よく考えてみて下さい。
【あなたが作曲を勉強する理由は何ですか?】
もし音楽の先生になりたいとか、音楽評論家になりたいという方は
最初からキッチリ理論を勉強するべきかもしれません。
でももし作曲を勉強する理由が、
「カッコイイ曲、ノレる曲、感動的な曲、心温まる曲を作りたい!」
という気持ちなら、最初から難しい理論や専門用語を
覚える必要はまったく無いんですよ。
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ルートがCメジャーの時、Cメジャーに対してGメジャーの事を
ドミナントと呼び、Fメジャーの事をサブドミナントと言います。
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↑こんな専門用語を覚えても、
いい曲が作れるようになるわけでは無いんです。
実際、私はいまだにドミナントなんて言葉を制作現場で使ってません。
さて、なんだか否定ばかりしてしまいましたが、(^^;
そろそろ具体的にお話していきますね。
じゃあ結局のところ、
最初はどんな勉強をしたほうがいいのでしょう?
いきなり答えを言ってしまうと、それは【編曲】です。
編曲とは簡単に言うとアレンジの事ですが、
作曲が「メロディ」と「コード進行」を作るのに対し、
編曲は「ドラム」や「ベース」や「ギター」や「ピアノ」などの演奏を作る事です。
やってみると分かるのですが、全く作曲経験の無い方は、
実はメロディを考えるよりもアレンジを考えるほうが得意なんです。
「今すぐメロディを作れ!」って言われても無理ですよね。
でも「作りたい曲の雰囲気を教えて」と言われれば、
「FFの戦闘シーンみたいなカッコいいゲーム音楽」とか、
「アヴリルラヴィーンみたいな可愛いガールズロック」とか、
何かしら伝えられるはずです。
この【雰囲気】を作るのが、実は編曲なんですね。
何事もそうかもしれませんが、
最初のうちは作りやすいものから作ったほうが上達します。
まずは曲の雰囲気作りを練習していきましょう(^^)
このサイトではなるべく専門用語を使わず、
「作曲ってホントはこんなに楽しいものなんだよ」
という事を伝えていきたいと思っています。
そして一人でも多くの方に、自分で曲を作るという感動を
体験してもらえたら嬉しいです。
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