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音の工房

音楽制作手順

(5) ミキシング

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レコーディング、打ち込みなどの作業が終わったら、
次はバランス調整、ミキシングに入っていきます。

曲がある程度完成して満足してしまって、
つい適当になってしまう作業ですが、意外と重要な作業です。

ミキシングとは、ミックスダウンとも言います。

料理でいうと煮たり焼いたり味付けしたりする作業です。
つまり、食べやすく(聴きやすく)加工したり整えたりする事ですね。

食材をただお皿に乗せただけでも美味しいかもしれませんが、
調理したほうが料理はもっと美味しくなりますよね。

これはミキシングにも同じ事が言えます。


さて、ミキシングというのは具体的に何をするのかと言うと、

(1) 音量調節
(2) PAN調整
(3) 発音調整
(4) エフェクト処理

この4つが主な作業工程です。

まず(1)の音量調節で、各パートの音量バランスを調節します。
しかしこれは、次の(2)PAN調節と同時進行で進めたほうがいいかもしれません。

ちなみにPAN(パン)というのは左右のバランスの事です。

このPANを各パート振り分けていくわけですが、
ただ適当に振り分ければいいというわけでもなく、
実はとても奥が深いんです。

例えばドラムというパート一つでも、
ハイハットとスネアは少し右、ライドシンバルは左、バスドラムは中央、
というように、バランスが大切になってきます。

この辺りについては近いうちに他のページで解説していきたいと思います。


次の(3)発音調節ですが、これはそれぞれのパートの音を出すタイミングや、
音を止めるタイミングを調節する作業です。

キッチリ揃いすぎてても機械音楽風になってしまいますし、
逆にバラバラでも曲に締まりがありませんよね(^^;

そこらへんを調節していきます。
ここは勘が大きくモノを言う作業なので、
何回も経験を積んで上手くなっていくしかないと思います。

でもコツさえつかんでしまえば後は楽しくなってきますので、
最初のうちはガムシャラにがんばりましょう!(^^)


最後に(4)エフェクト処理です。

これは最後にやらなきゃいけないわけではないですが、
あまり最初からエフェクトをかけすぎてしまうと、
どんどんエスカレートしてしまいますので気をつけましょう。

エフェクトというのは主にコンプレッサーリバーブ等の、
音を加工してくれる機材の事ですね。

最近では作曲ソフトに最初から付属しているエフェクトもあります。

注意しなければならないのは、エフェクト処理した後も、
もう一度音量調節や発音調節などをしなければならない事です。

自分が納得いくまでトコトン突き詰めていきましょう(^^)


これらが全部終わったら、次はいよいよマスタリングです!

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